忍者ブログ
特撮とソフビと日常
[187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 ええ、特撮でも正月を大切にしますよ。帰ってきたウルトラマンでも作戦室にこの時期は鏡餅が飾られていましたもの。あともうひとつ次の次郎の発言が妙に印象深いですね。

 ルミ子の船員である父が正月はインド洋あたりにいると聞いて。次郎の一言。
 
「インドではお餅をカレーにつけて食べるのかな?」

 あけましておめでとうございます。
PR
 夕闇に立つメトロン星人のあの有名なブロマイドが今現在1枚1200円くらいしている。わからないなあ。そんなにするの?って感じである。同じウルトラでもジャンルが違うと全くわからないもんだ。

 ブロマイドに筆文字で「円谷プロ」と書いてあるかないかで価値が違うらしい。同じく怪奇大作戦の人の燃えている様子のブロマイドだけで13000円の値がしていた。わからん。本当に高値である。一方ミラーマンのブロマイドは人気がないようだ。作品によって値が違うらしい。

 同じようなもので80年代に出てきたらしい怪獣消しゴムというのもわからない。驚くほど高値がついている時がある。ピーターが高いということしかわからないが。わからない者にはただのゴム切れにしかみえないのだが。価値があるものなんだってさ。わからないねえ。飾って見栄えがするのだろうか。って私は思うけど。本当にわからない。

 ウルトラにも別ジャンルがある。ブロマイドは参入してもおもしろそうだ。当時の空気が伝わるから。消しゴムのほうは本当にわからない。

 おそらくこれから先、誰も振り返らないであろうキャラクターというのがいる。特撮はそんなキャラクターの宝庫である。今回紹介するキャラクター、ゼミストラーもそのひとつだろう。ウルトラマンA第20話「青春の星、ふたりの星」に登場した。別名大蝉超獣という。

 おそらくウルトラシリーズ史上最悪のデザイン。蝉ですらないだろう。ごみの方がまだ近い。巨大なごみのような造形は醜悪そのもの。間違いなく人気も知名度もない。そんなゼミストラーというキャラクター。顔に長い鼻の先から炎を噴射する。不細工そのもの。

 そんなゼミストラー、かの有名キャラメトロン星人と共通点がある。リレー式電飾を使っているのである。だから蝉の口の部分の長い突起が無駄に点滅するのである。ものすごい崩れた造形で不細工で貧相な顔なのに顔の一部は豪華に点滅するというまぬけキャラである。愛すべきキャラクターかもしれない。

 目的もよくわからず船を空に飛ばすのみという能力を発揮する。その時飛ばした船の方がこの物語の主役なのかもしれない。「スカンジナビア号」という。確か80年の歴史を持ち、その名のとおり北欧から日本にやってきた客船である。レストランとして営業されていたが閉店。近年中国へ運ぶ際、和歌山沖で沈没。と、ゼミストラーなんかよりはるかに物語がある船である。レストラン、ぜひいってみたかったな。

 「スカンジナビア」沈没と聞いて即座にゼミストラーの船と思ったのは私だけだろうか。

 この回は他に後の東光太郎出演でも有名。ゼミストラーの立場は弱まるばかりだ。

 「北川町で起こる奇怪な事件。次々と襲い狂う人々。メトロン星人の侵略計画とは何か。夕陽の工場地帯の中セブンのアイスラッガーが炸裂する。メトロンが逃げる。さあ来週もみんなでみよう。」

 メトロン星人登場の回を帰ってきたウルトラマン風の予告で語るとこんな感じだろうか。実際はこんなフレーズは存在しない。「さあ来週もみんなでみよう。」という名古屋章のナレーションで有名な帰ってきたウルトラマンの予告編だがそれをみてみるとけっこうおもしろいと以前書いた。具体的には本編には登場しない場面が予告編だけには残っているということである。

 例えばマットアロー1号とテロチルスの衝突シーンはカットされている。もし実現していたら迫力あるシーンになっていたかもしれない。テロチルスの強さというのをもっと実感することができたのではないだろうか。マットアロー爆発炎上までしているわけだから。でもそのシーンを入れると物語のけっこうつじつまが合わなくなるかもしれない。

 あの問題作として名高いムルチ登場の回にも未公開シーンがあるようだ。本編には登場しない場面が予告編には含まれている。少年が商店街を通ると泣き出す少女の場面と商店街の人々が少年に向かって一斉に石を投げつけるという凄まじい内容の場面の2つだ。もし実現されていたらもはや公開禁止になっていたのかもしれない。それでなくてもものすごい強烈な場面になっていただろう。

 実際の場面では商店街の人が少年が来たことを嫌がり嫌味を言う程度ものだったが予告編では実力行使をしていたということだ。感情むきだしである。心休まる場面というのがない。カットされてあたりまえなのかもしれない。入っていたらどうなっていたのかは気になるが。それはもうウルトラでもないし。基本的にやはり希望のある話であってほしい。っていっても今年の映画のようにそれを意味なく振りかざすのは違うと思うが。

帰ってきたウルトラマン予告編。その一部が実現していたら本編の物語を変えてしまう可能性がある。

 これからはウルトラシリーズで登場した個人的に気になる小道具というべきものにでも注目してみたい。ウルトラシリーズで登場したもの。その答えはおそらく出ないだろう。でもそこがおもしろい。

 まずはメトロン星人が宇宙ケシ入りたばこ補充の際乗ってきた車。薄緑色のフォルクスワーゲンのワゴンタイプ。あまり詳しくはないが64年製だという。鍵のマークが側面に入っているのが特徴。このワゴン、翌年の怪奇大作戦にも登場。ここでも蛾を使った犯罪に使われる。この車は2年連続で犯罪に使われたということだ。両作品での共通の印象は疾走している姿だろうか。どちらも犯人が逃げるために使われている。けっこう情けない姿を披露している。特徴のある今では古くさいデザインだが魅力はある。私にとってはあのメトロンが乗ったということに価値がある。今でもときおり道路でみかけるということは今でも普及しているらしい。

 このワゴン、けっこうグッズが今でも出ていてこの前ラジオをみつけたがけっこう高い。8000円もする。でも欲しいもんだ。おそらく今でも愛好家がいて人気の高い車なのだろう。こんな特徴のある車で乗りつけたというだけでもメトロン星人すごいと思う。


忍者ブログ [PR]
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新CM
[12/07 21世紀の宇宙仮面]
[12/05 血潮]
[06/26 21世紀の宇宙仮面]
[06/26 musiba]
[05/05 21世紀の宇宙仮面]
最新記事
(01/31)
(12/31)
(11/30)
(10/31)
(10/27)
最新TB
プロフィール
HN:
21世紀の宇宙仮面
性別:
非公開
自己紹介:
主に特撮が好きな者です。よろしくおねがいします。
バーコード
ブログ内検索
最古記事
P R
カウンター
カウンター
アクセス解析