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特撮とソフビと日常
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 21世紀最大の発明は光波ベルトと呼ばれる瞬間移動装置だそうな。かの宇宙特撮シリーズでの話だが。パラボラアンテナの前に立つと一瞬で指定された場所に飛ぶことができるというどこかで聞いたことがある装置だ。

 そう、この宇宙特撮シリーズ、ちゃんと未来っぽい要素もあるのだ。例えばシュピーゲル号。かまぼこ板のような3体分離合体が可能な宇宙船。同時期のウルトラホークに比べればこちらの方が分離したら飛びそうだ。ウルトラホークの方は分離しないほうが絶対飛ぶと思う。

 それに比べて形はシンプルだがシュピーゲル号は本当に未来のデザインである。分離しても余裕で飛行できそうなデザインなのだ。飛行するのが宇宙空間というのもあるかもしれないが。これと飛ぶのかという違和感がウルトラホークに比べれば少ない。

 そして低騒音。これも宇宙空間だからなのかもしれないが。ヒュリリリリリリリリリリ…と、非常に静かに飛んで行く。光速で直線的に飛んで行くイメージ。まさに未来の乗り物。

 あとシリーズを通して印象に残ったシーン(最終回以外)がある。宇宙ステーションシルバースターが地球に衝突するという危機的場面を寸前でなんとか乗り越えたキャプテンウルトラがシルバースター乗組員に言ったセリフ。

 「さあみんな、僕たちの宇宙に戻ろうか」

 実に壮大なシーンだと思う。誰ひとりとして地球に未練もない様子。近くにある故郷地球について感想をもらす者が誰もいない。緑の美しい星というある種の常套句すらでない。もうこの時代には(21世紀後半らしい)地球に執着しなくていいということだろうね。地球より素晴らしい世界が無限に広がっているわけだから。金星などの太陽系各惑星に団地立っているわけだから。もうこの人たちにとって地球は狭い世界でしかないということだ。

 宇宙の方がずっと広いということを知っているからこそ宇宙特撮だからこその壮大なセリフ。ある意味うらやましい限りだ。いまだに狭い世界に依存している私たちからすれば本当に希望のあること。いったいいつそんな時代がやってくるのか。

 他のそれ以後の特撮のほとんどが地球特撮シリーズで必死に地球を侵略者から守るのとは対称的である。守ってくれこのやすらぎ 緑の星 その未来を(ジャンパーソン) 他はそんな感じだろうに。それとももうこの時代、人類は地球を放棄したのだろうか。気になるところだがおそらく地球より広く素晴らしい世界がやはり広がっていて地球に目が行かないのだろうな。
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