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特撮とソフビと日常
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 あれから何年経ったのか。あの頃私は今よりは輝いていたはず。昨日就寝中なぜか急に思い出した。そういえばウルトラセブンには平成につくられた一連のシリーズがあったということを。いわゆる平成ウルトラセブンと呼ばれる作品群のことである。ものすごい苦い評価をつけられることが多かったあの一連のシリーズ。ネット上でもあれは暴挙とまでいわれたあのシリーズ。

 そういえば当時の書き込みで印象に残っている文が、地下鉄のゴミ箱に買ってきたばかりのそれのDVDを捨ててきたというのをみたことがある。私はこのシリーズを否定するために捨ててきたと書いてあった気がする。とりあえずもったいないからやめなさいよ、と思ったもんだ。

 あれから何年経ったか。私もゴドラ星人登場(ものすごいうろおぼえ)の回以外はすべて見た。見事に印象が薄いわけである。やたらと難解だったことは確か。そういえば02年シリーズはSFではなくオカルトと言っていた人もいたな。とにかく懐かしい。そして完全にうろおぼえ。ここに私なりにシリーズ全体の乱暴な感想を書き連ねていくことにしよう。個人的に印象に残っている場面である。

 フルハシ隊員、腹なんとかならなかったのか腹。あの隊員服姿はなんか悲しい。

  「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」 これ旧ファンならあー言うと思ったという場面で使われていたな。絶対言うと思ったー、と当時やけに喜んだもんだ。それだけ名言なんでしょうな。

 なぜナースが飛んでいるんだ?(02年シリーズ)

 ウルトラ警備隊INコンビニ。それだけで斬新にみえたね。昭和のあのウルトラ警備隊が現代の代名詞コンビニにいるという絵だけでかなり斬新にみえた。そこで何をしていたかは全く覚えていないわけだけど。

 ものすごい乱暴な感想である。個人的には98年だったかのキングジョーが出てくるシリーズが一番おもしろかったと思うのだが。02年(だったか?)シリーズは勇気のある者だけみるべきだろう。どのシリーズも微妙につながりがあるのだ。ぜひ時間があるなら最初からみてみるのもいいだろう。

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 あの夕闇の中の決闘をなんとなく繰り返しみてみた。そう、宇宙ケシを煙草に仕込み人類壊滅を狙ったおそるべき昭和の極彩色の怪人。ものすごい貧相なアパートに潜伏しちゃぶ台を前にあぐらをかくという余裕をみせるわりには常に逃げ腰のあの怪人。ウルトラセブン第8話「狙われた街」である。そう、セブンのバルタン星人ともいうべき宇宙人(知名度的に)メトロン星人登場の有名な回である。

 ものすごい悪い言葉かもしれないが夕日を背にリズミカルに公開処刑されていく彼を何度もみてみた。あれは確かによく考えると妙な戦闘シーンである。

 ここからはほぼ私の脳内補完になるが夕日を前にセブンと交差した瞬間メトロン星人は蹴りつけられ後ろに倒れると自分で思っていただろう。その瞬間死んだとも思ったはずだ。気がついたらメトロン星人は無事であった。セブンはそのまま後方に向かって走っていく。なぜセブンが自分を蹴り上げなかったか。セブンはおそらくこのときまわりの工場地帯へのダメージを考えて蹴り上げるのを避けたと思うのだ。そしてメトロン星人の背後に素早くまわった。

 もちろんメトロン星人はその瞬間助かったと思いそのまま一直線に逃走を続ける。セブンから一刻もはやく離れるために。しかしメトロン星人にはさきほどの疑問がつきまとう。なぜ蹴りとばされなかったのか。そのとまどいの表れか一瞬後方のセブンを確認する。セブンは何を考えているのか。それでもそんなことを考えるよりセブンから遠く離れるのが先決だ。

 空を飛んででもメトロン星人は逃げきろうと必死に逃走をつづけたその時のまさかのアイスラッガーだったのだろう。本当に無念。ぬか喜びであった。必死に逃げたが報われない。だが40年を経たウルトラマンマックスでは努力が報われメトロン星人の勝ちということになっているらしい。

 このシーン、監督の演出にメトロン星人自身もとまどっているようにみえるのだ。一瞬振りかえるところなんて本当にとまどっている。「どうなってるの?」 メトロン星人の心の声が聞こえてくるようだ。
 宇宙特撮でまさに無理やり怪獣を出現させた回がある。施設そのものが怪獣化したという本当に無理がある設定。それがバクトンの回。もともとは人工的に食物を製造するという工場であったのが謎の物質を吸い込み怪獣化したのがバクトンだという。

 まあバクトン、他のに比べればましなデザインである。それにしても未来っぽい話ではある。ベルトコンベアーで流れ作業で未知の物質使って人工的に食べ物をつくるって怖いけどな。そんな未来が来るのか。それにしても人工的につくった果物の貧相なこと。少なくても今売ってないぞあんなに貧相な果物。バナナがものすごい黒いのである。あれだけをみても40年を経て品種改良が進んだと実感することができる。

 そしてこの回はハックの頭がとれる。頭がとれひっくりかえってもその穏やかな鼻声でキャプテンを呼ぶ健気なロボット。いやほんとにいいキャラ。
 かのロボットの口ぐせはやはり「ほんにょごにょん」ですか。本当に名キャラクター。このキャラがいなかったら戦闘が本当に殺伐としたものになっただろう。考えただけでも恐ろしい。そんなすてきな宇宙船鏡号登場の宇宙特撮。

 そういえばキャプテンの足にハックがつかまりそのまま空を飛んでいくというまぬけシーンがあったな。飛行能力はないようである。つけてもいいのに。それにしても無理があるだろうどうみても。そこがおもしろいわけだけど。

 そのうちハックちゃん語録を書いてみたいね。それほどの名キャラ。いい。実に無邪気でいい。その鼻声に癒される。そして優秀。普通はロボットにデースリー作戦(キャプテンはこう発音)とかまかせられんぞ。ものすごい信頼感である。

 このロボット、主に計算時に体の電飾が光る。ものすごい緩やかに光るわけだけど視聴者というか私はなんか燃えるな。メカというのはやはり電飾である。そこらへんを40年前からわかっている。ギャバンも無駄に点滅するほど電飾が光る変身シーンがあるからこそ、そこをみせるからこそかっこいいのだ。
 ロボット長官はなんか正義側の役がみたかったな。ウルトラシリーズでは見事に全部悪役。しかもどれも凶悪犯。改めて確認してみてもどれも凶悪犯。悪役でも宇宙特撮では科学を全否定する悪役でその他は悪の科学者役というのが印象深い。

 さて、宇宙特撮おっさん怪獣の回。この回はシリーズ全体をみても印象的であった。最大のシュールシーン、マネキン巨大化。子供たちがおっさんを連れまわしていたらおっさんが店のマネキンに光線を放って巨大化させそれが店をつきやぶるという珍事が起きた。遠くからみると街の中に巨大なマネキンが静かに立っているというかなりの爆笑シーンになった。このシーンは笑わずにはおれん。当時それを狙っていたのか。あまりにもまぬけなシーンである。

 そしておっさん自らも巨大化し先ほど巨大化させたマネキンを投げ飛ばす。なんでいちいちマネキンからめなきゃいけないのか。いちいち笑わせるな。特撮でも屈指のまぬけシーンである。ちなみに終始おっさんと呼んでいたがコメット怪獣ジャイアンのことです。

 この回子供たちはキャプテンウルトラごっこという遊びをする。キャプテンになりきるわけだ。当時、月光仮面、ウルトラマン、仮面ライダーになりきった子供はいたと思うがキャプテンウルトラになりきる子供というのが果たして存在したのか。
 
 そこらへんは一切わからないが少なくてもあの鼻声ロボットハックといびき声宇宙人バンデルの声まねをした子供のほうがいたのではないだろうか。それのみのまねってなんかおもしろい。特にハックさんはいいね。これこそザ・ロボット。日本人の等身大ロボットのイメージの結晶。当時のロボットがどういうものであったかを今私たちに教えてくれる。

 ハックの口癖のひとつに語尾を「だーい」としてわめくことが多いような気がする。これこそ古きよき時代のロボットだーい。

 


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