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特撮とソフビと日常
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 特撮番組とういうのは嘘である。だからどんなに現実離れなことが起きようともそれは架空の物語だからこそだ。その現実離れを楽しむのが特撮番組の醍醐味のひとつなのかもしれない。

 しかしそんな特撮番組の中で妙なところで現実感を感じる場面があるのではないだろうか。それは製作側が意図的にそうしている場合とそうではない場合に分けられるだろう。それがどちらなのかは視聴者側の私にはわからない。

 ここでは個人的に妙なところで現実感が発生していると感じるウルトラQとウルトラマンAの場合を簡単に書いてみたいと思う。個人的な感想である。

 まずウルトラQ。この番組はモノクロ画面で伝わる情報量が少ないのか劇中の事件が現実に起きている事柄にみえるのだ。「鳥を見た」の冒頭の海に漁村の暮らしなど私には現実の風景にみえる。本物のニュース映像に見えるのだ。本当にそこに暮らす人々の様子のように見えるのだ。つまりウルトラQのエキストラの方の演技がものすごく高いように見える時が度々あるのだ。

 ウルトラシリーズでウルトラQのエキストラの方の演技がはるかに高いように見えるのはなぜだろう。その人たちが実際にいるように画面から感じるのである。すごいことだ。これはただ単に伝える情報量の問題なのだろうか。私には第一次ウルトラシリーズ、特にウルトラQが現実感を最も感じることができる。

 そしてウルトラマンA。この番組はヤプールの薄気味悪さというのがひとつの見どころである。ヤプールは意図してか精神的に相手を追い詰めるということをよくする。最終回がおそらくその最たるものだったのだろう。そんなヤプールの薄気味悪い戦法のひとつに洗脳というのがないだろうか。具体的には歌で洗脳して人を操るということをヤプールはするのだ。薄気味悪いところが妙な現実感を発生させる。

 ヤプールの生み出した不気味な歌の数々。「お前はお前を信じなさい」はじめ数々の歌で人を洗脳しているのだ。妙に現実感がわくシーンではないだろうか。私などは洗脳ってこうやるのかと思っているほどその不気味な印象が強い。実際にどこかで行われているのではと思うと。個人的にアクエリウスの回の村人洗脳が一番薄気味悪くて怖い。

 それにしてもウルトラ兄弟総登場という光がある一方でその独特の薄気味悪さの影をもった不思議な作品である。全体的に明るいのだが時々その薄気味悪さが全開で姿を現す。そこが魅力なのかもしれない。

 


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