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特撮とソフビと日常
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 おそらくこれから先、誰も振り返らないであろうキャラクターというのがいる。特撮はそんなキャラクターの宝庫である。今回紹介するキャラクター、ゼミストラーもそのひとつだろう。ウルトラマンA第20話「青春の星、ふたりの星」に登場した。別名大蝉超獣という。

 おそらくウルトラシリーズ史上最悪のデザイン。蝉ですらないだろう。ごみの方がまだ近い。巨大なごみのような造形は醜悪そのもの。間違いなく人気も知名度もない。そんなゼミストラーというキャラクター。顔に長い鼻の先から炎を噴射する。不細工そのもの。

 そんなゼミストラー、かの有名キャラメトロン星人と共通点がある。リレー式電飾を使っているのである。だから蝉の口の部分の長い突起が無駄に点滅するのである。ものすごい崩れた造形で不細工で貧相な顔なのに顔の一部は豪華に点滅するというまぬけキャラである。愛すべきキャラクターかもしれない。

 目的もよくわからず船を空に飛ばすのみという能力を発揮する。その時飛ばした船の方がこの物語の主役なのかもしれない。「スカンジナビア号」という。確か80年の歴史を持ち、その名のとおり北欧から日本にやってきた客船である。レストランとして営業されていたが閉店。近年中国へ運ぶ際、和歌山沖で沈没。と、ゼミストラーなんかよりはるかに物語がある船である。レストラン、ぜひいってみたかったな。

 「スカンジナビア」沈没と聞いて即座にゼミストラーの船と思ったのは私だけだろうか。

 この回は他に後の東光太郎出演でも有名。ゼミストラーの立場は弱まるばかりだ。

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 私はウルトラシリーズでは特に「ウルトラセブン」と「帰ってきたウルトラマン」が好きなんですよ。そんなことで今回はその時期の特撮について書いてみたいと思います。その時期の特撮について語った文章がちょうどあるのでぜひそれを参考にしていきたいと思います。ぜひ振り返ってみてください。

 昭和46年という年は、「ウルトラセブン」の終了(昭和43年10月)以降、約2年半沈滞していた“超人・怪獣モノ”が、再び盛りあがりをみせはじめる年でもある。
(略)
 44年、45年の2年間、再放送を除いて超人モノの新作はほとんど作られていない。三ツ木清隆主演の「光速エスパー」と、超人モノではないが“特撮SF”としては「怪奇大作戦」があるくらいだ。
(略)
 46年4月、久々の“大型超人モノ”が2作、放映を開始する。「帰ってきたウルトラマン」と「仮面ライダー」である。そして5月から「宇宙猿人ゴリ」(のちに、宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン→スペクトルマンと改題)、年末からは「ミラーマン」「シルバー仮面」、かなりマイナーだが「電子超人リベート」というのもある。
                                           「泉麻人著 泉麻人の僕のTV日記より」


 主に昭和42年から昭和46年にかけての特撮番組の変遷である。だいたいこのとおりだと思うのだが。すごく気になるのは最後の一文。スペクトルマンの開始は昭和46年の1月で、5月は間違いである。そしてかなり気になるのは最後の番組。

「電子超人リベート」

 誰だ?それは。よく似た名前の特撮に「電光超人グリッドマン」(93年)があるが。そんな特撮番組が当時存在したのだろうか。私にはわからない。こんなに堂々と言い切ったのだから存在していて欲しいもんだが。当時の自主制作作品だろうか。紙芝居作品か。何かの作品の仮タイトルか。封印作品か。それにしてもわからない。ただそんなことが言いたかったから今回載せてみたのだが。当時の駄菓子屋近辺でもいいから実在していて欲しい。

 もしご存知の方がいたらご連絡ください。どうぞよろしくお願いします。
 あるラジオのネタを聞いていて私の集めているソフビというおもちゃは日本の歴史でだいたいこの位置なのかと今さら思った。だいたい次のようになる。

ブリキ(50年代)
ソフビ(60年代)
超合金・ジャンボマシンダー(70年代)
ファミコン(80年代)

 そうかこの位置か。90年代以降が何なのかはわからないが。私もソフビ前後というのは全くわからない。特に超合金は。各時代をリードしたであろうおもちゃということだ。ソフビはどのような役割があるのか。やはりおもちゃというものを一般に広めたという功績があるのではないだろうか。今さら思ったわけだ。だからなんだといわれりゃそれまでだが。次は私の好きな特撮の歴史の一部でも書いてみよう。

 
 雪が積もっている。今日は寒い。出かけようと思ったがやめておこう。

 さて、その寒さにまけないくらい寒いのがある地元番組。企画のひとつとして素人の恋話が気になるらしく聞いてまわっているようだ。気になるか?そんなおもしろくもないことを毎週やっているのである。本当に聞くのみ。よく成立していると思う。街中でイケメンを探す。探すのみ。何がおもしろいのか。そもそも何時代の番組企画なのか。昭和でも存在しないだろう。来年も違う意味で目が離せない。こうご期待。

 「北川町で起こる奇怪な事件。次々と襲い狂う人々。メトロン星人の侵略計画とは何か。夕陽の工場地帯の中セブンのアイスラッガーが炸裂する。メトロンが逃げる。さあ来週もみんなでみよう。」

 メトロン星人登場の回を帰ってきたウルトラマン風の予告で語るとこんな感じだろうか。実際はこんなフレーズは存在しない。「さあ来週もみんなでみよう。」という名古屋章のナレーションで有名な帰ってきたウルトラマンの予告編だがそれをみてみるとけっこうおもしろいと以前書いた。具体的には本編には登場しない場面が予告編だけには残っているということである。

 例えばマットアロー1号とテロチルスの衝突シーンはカットされている。もし実現していたら迫力あるシーンになっていたかもしれない。テロチルスの強さというのをもっと実感することができたのではないだろうか。マットアロー爆発炎上までしているわけだから。でもそのシーンを入れると物語のけっこうつじつまが合わなくなるかもしれない。

 あの問題作として名高いムルチ登場の回にも未公開シーンがあるようだ。本編には登場しない場面が予告編には含まれている。少年が商店街を通ると泣き出す少女の場面と商店街の人々が少年に向かって一斉に石を投げつけるという凄まじい内容の場面の2つだ。もし実現されていたらもはや公開禁止になっていたのかもしれない。それでなくてもものすごい強烈な場面になっていただろう。

 実際の場面では商店街の人が少年が来たことを嫌がり嫌味を言う程度ものだったが予告編では実力行使をしていたということだ。感情むきだしである。心休まる場面というのがない。カットされてあたりまえなのかもしれない。入っていたらどうなっていたのかは気になるが。それはもうウルトラでもないし。基本的にやはり希望のある話であってほしい。っていっても今年の映画のようにそれを意味なく振りかざすのは違うと思うが。

帰ってきたウルトラマン予告編。その一部が実現していたら本編の物語を変えてしまう可能性がある。



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