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特撮とソフビと日常
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 「苦しさと悲しさを捧げよや いつの日か神の御手に抱きとられるために 見よや黒き太陽赤い月 大いなる怒りの日は近づけり」

 もはやギリシャでも何でもないウルトラマンAのアクエリウスの回。Aというのはこのように薄気味悪さというのをときどき強烈に発する。その怪しさが魅力のひとつでもある。

 さて、前回の独自解説というのを少し書いてみたい。個人的に気になったものを書いてみる。

 ストラ星人
 「第七銀河系にすんでいた宇宙人。地球の美しさに目がくらみ、自分の別荘にしようという無謀な企みを考えついてやって来た。地球人にとっては迷惑千万な話だ。身動きひとつせずに、体を横に滑らせ、平行移動できる不思議な足を持ち、その気になれば光速で走ることも可能。光や電波、電磁波の向きを変える力と催眠術、ズル賢い頭脳が彼のとりえ。手下のパラゴンとは一心同体であり、パラゴンが敗れると自分も死んでしまう変なヤツ」

 プルーマ
 「ゼラン星人がテレパシーで操る怪獣。ウルトラマン打倒作戦のオトリだが、それなりに強豪なのだ。体中毒素に染まった生物で、地球人に有害な排気ガスや放射線等が、こいつにとっては鉄骨飲料や食物繊維のように体によいというのでコワイ。あらゆるガス、毒物を吸って宇宙毒に分解し、それが毒の血液となって体中を流れている。3本キバでかみつかれたら即死だ。水素爆弾も通じない甲羅を持ち、足のツメの裏側はヤスリになっている」
                                                「ウルトラ怪獣 決戦100」より

 ストラ星人。「帰」の中でいちばん影が薄いキャラクターであろう。シリーズ屈指かもしれない。怪獣パラゴンともども記憶に一切残らない。シリーズ全体で100体選べといわれてこのキャラは出てこないだろう。ちなみにメトロン星人を差し置いて登場。なんだこのキャラ選抜は。「帰」といったら個性的なキャラの宝庫なのにこのキャラは本当に印象が薄い。なんか枯れすすきの中にたたずんでいた印象しかない。その気になれば光速で走ることができるんだと。

 プルーマ。劇中では明かされない独自設定が書き連ねられている。注目すべきは鉄骨飲料。これは現在にも昭和にも存在しない。まさにあの時期ならではの表現。

 やはりあの時期にしかみられないウルトラが広がっていたな。テレビ放送はなかったが子供向け書籍はやたらと充実していた独特の時代である。不思議な現象ではあった。
 

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