特撮とソフビと日常
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 朝、PHSから大音量で響き渡る「俺はたちばなとおべえだ」(少年仮面ライダー隊合唱バージョン) これは少年仮面ライダー隊でなにかできないかととおべえが考えて動画サイトに挙げたものである。だが特に反響はなく目標のカセットテープ化には遠く及ばなかった。動画サイトでは誰かが挙げた某組織を脱走した元研究員の暴露話が人気のようだ。今度幻燈化されるという話も聞く。そんなことを考えながらとおべえは目を覚ましPHSの大音量の歌を止めベッド上でしばらく考える。 思いつかない。毎日少年たちに今日の目標をブログに挙げていていつも寝起きすぐに思いつくのだが今日はなかなか思いつかない。さんざん悩んだ挙句今日の目標は天気がいいからふとんを干すことに決めた。新加入のしげる隊員に教えてやろう。嬉々としてベッドから起き上がったとおべえだったがFAXをみた途端また悩み始めるのであった。奴らからの挑戦が1メートルに渡って書き連ねてある。なんて奴らだ。早速ポケベルを取り出し本郷、滝にパトロールにあたるよう指示した。奴らの襲来は近いはずだ。 パトロールを彼らに任せてインターネット機能つきワープロの前に座るとおべえ。先日ネット上にバイクグッズやスポーツグッズを扱うネットショップを開いた。初のオリジナルグッズであるとおべえぐいのみの注文状況を調べる。全くなかった。そのときポケベルから本郷の連絡があった。奴らが近所の採石場で奇声を挙げているという。すぐに駆けつけると本郷に告げ自分のブログに素早く「戦闘に行くから近づかないように。なお状況は逐一知らせる」と書き込みスマートフォンを操作しながらせぐうえいに乗り込み採石場へ向かった。 「アジト侵入ナウ」 「時限爆弾解除ナウ」 「監禁ナウ」 「戦闘ナウ」…。次々と現場の緊迫した状況が少年たちに伝えられた。少年たちは会長の無事を祈るしかなかった。途中実況が途切れたのは怪人にスマートフォンを取り上げられたのだろう。しばらくの沈黙がつづいた。そして…。 「怪人爆発ナウ」 怪人はとおべえが靴の底に2台目のスマートフォンを隠していることを知らなかったようだ。どうやら今回はこれが勝敗を分けたようだ。スマートフォンに怪人を弱らせる怪電波を発するソフトが偶然搭載されていたという。隊員たちは歓喜し一斉に採石場へ駆けつける。そこにはとおべえと滝、ライダーが黒煙を背にしながらたたずんでいた。 とおべえと滝、ライダーは少年たちに手を振り歓声に応える。とおべえはスマートフォンで全国の少年ライダー隊に勝利を伝える。ついでにぐいのみの注文状況をみる。1件注文が入っていた。とおべえは再び歓喜した。ライダーが配達することを特典にしたことが当たったようだ。やった。朝から頑張ったぞとおべえ。自らに言い聞かせ高らかに笑った。 後日ライダーは注文者のもとへバイクを走らせる。勝利ととおべえぐいのみを伝えに…。 ※すべてフィクションです。 PR ![]() ![]() |
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