午前６時蒸着

　ギャバンはキョウリュウダブラーから磐梯山で決闘をするために呼び出された。

　ギャバン猪苗代の回はこんなようなまぬけ感あふれるナレーションではじまる。今回紹介するキョウリュウダブラーこそマイベストまぬけダブルモンスターに任命したい。本当にいいキャラである。

　普段の人間体の姿は黒ずくめにサングラスをかけ、バイクアクションを繰り出したりかっこいいのだが、キョウリュウダブラーになったとたんに独特の緊張感の無いまぬけ声を張り上げギャバンに襲い掛かるという名キャラクターである。本当に笑える。その格差があまりにもありすぎて。

　まずデザインが恐竜なんだかなんなんだか。ウルトラセブンの恐竜タンクと同じ方向性である。小学生が工作で作ったへたくそな造形のティラノザウルスのような恐竜らしきデザインなのである。原画の名前をみると当初はウツボダブラーだったようだ。子供がつくった恐竜の頭に人の足が生えた怪人といえばいいのだろうか。その時点でもうまぬけ。そして独特のまぬけ声。大木を振り回す姿とか（自分がまわっていて目まわすだろうとか思う）もうまぬけのオンパレード。

　本当に私好みのまぬけキャラである。ネーミングも適当でグッド。敵のデザインでおもしろくないのが多い中彼だけは異彩を放っていた。やはり私は白目に黒目があるキャラクターが好きなようだ。

　あと、もう完全に前回とこの回はホテルの宣伝なわけだけど。緊急事態に

「リステルワン猪苗代に急がねば。」

とか言うか？そこまで詳しく。そこも違和感がありおもしろい。

祝十郎と同じ手段

　サンドルバはなぜ最終回でギャバンをおびきよせるのに置手紙を使ったのか。

　「サンドルバ」と日本語で書かれたサインがまぬけさを増大している。この人たちブラックホールを生み出すほどのものすごい科学力をもっている侵略宇宙人なのに。手段が祝十郎と同じだなんて。本当にただのバカにみえたシーンであった。本当に普通の感想なわけだが。

　次回は猪苗代に行った回のことでも。ギャバンがわざわざ磐梯山でマクーに呼び出される。こうご期待。

あした

　やはりメタルヒーローはエクシードラフトのエンディングが一番いいと思う者です。必ず晴れるんですよ。前よりまぶしく。

　メタルヒーローというか作詞の山川さんは未来こそがすばらしいと何度も東映特撮の主題歌などで説いておられるが私はあしたが怖い。それでもあしたはやってくるんだね。ぜひとも希望を捨てないで生きていきたいもんだ。

　次回はサンドルバ岸田隊員のことでも（どっちだよ？）ひっそりと書いていこうか。
　
　それにしても特撮ファンは２時間ドラマもみちゃうね。そこに出てるから。キケロ星人とか。
　

恐怖

　メトロンというスキー板があるらしい。知らなかった。

　　あと知恵袋で「第四惑星の恐怖」と書いている人が多いが｢悪夢」だよ。あれは悪い夢だったんだよ。

強さ

　そんな特撮の歌を聴いている毎日だ。それにしてもエクシードラフトのエンディングのライブバージョンというのはないのかね。個人的にぜひ聞いてみたい。

　アメリカ第七艦隊と聞いて即ウルトラマンＡを思い出した人が何人いたか。そうウルトラマンＡの戦力はアメリカ第七艦隊に匹敵するという。それにしてもどこから出てきた設定なのか。やはり当時の児童書籍からだろうか。私は基本的に雑誌の後付けの設定はあまり好きではない。本編を永久追放まで追いやったこともあるからだ。それでも当時の人には雑誌の情報も公式な設定なんだね。それも本編から遠く離れなければまあいい。
　
　そんな第七艦隊とはなにか。調べてみるとアメリカ海軍最大の艦隊で太平洋を主に守備範囲としているらしい。なぜそんな言葉が当時突如出てきたのか。そこにはベトナム戦争や日米安全保障条約自動延長など今よりはるかに日米関係を身近に捉える機会が多かったのだろう。

　最後に関係ないけどウルトラ文字って当時どのくらい普及していたのだろうか。